2019/2/20

ミラクルロードを徹底反復した結果…

いよいよ公立高校受験が近づいて来ました。
 
今年は例年に比べると私立志向が強く、公立を受験する生徒は例年よりは少ないです。
ただ、皆非常に仲が良く、「全員合格!」を合言葉に、皆で盛り上がっています。
 
土日は、1日中ミラクルロード理社演習や模擬テストですが、真剣に取り組んでいます。
 
今年の3年生ですが、1月の北辰~2月にかけて、非常に学力がついてきています。
特に、徹底的に繰り返した理科や社会は、ここにきて素晴らしい伸びを見せています。
例年2月に塾で行っている模擬試験のデータを比較しても、理社ともに明らかに優位性が認められます。
 
面白いことに気づきました。
それは、ミラクルロードを徹底的にやっているときの方が成績に反映しやすいということです。
 
今年度、ミラクルロードを徹底的に反復したのは夏休み(夏期講習)と、2学期の期末試験が終わった12月以降でした。
 
まず、夏休みに1年から2年のミラクルロードを徹底的に反復したところ、9月の北辰テストで、特に理科では偏差値が10以上伸びた生徒が少なからずいました。
塾平均でも理科は8、社会も5程度伸びました(夏期講習受講生のみの平均値)。
 
その後2学期に入り学校のテスト対策中心になり、ミラクルロードの反復の機会が減ったところ、北辰テストの偏差値は9月からほぼほぼ現状維持。(むしろ下がることもありました)
 
一部の生徒たちからも、
「学校のテストは良くなったんですが、北辰がどうしても伸びません…」
という相談もありました。
 
そこで上述のとおり、2学期期末テスト終了後に、公立高校受験生に、
「理社に関してはミラクルロードをもう一度徹底的にやろう」
と伝えました。
 
例年ですと、12月からは俗に「電話帳」と呼ばれている全国の公立高校過去問題集を使って実践力を高めますが、今年は(特に理科は)電話帳はあまり使わずにミラクルロードを徹底させました。
 
その結果、1月の北辰、そして2月の塾内模擬テストでは明らかな成長が見られました。
 
…ここでお伝えしたいのは、もちろん「ミラクルロードはすごい!」ということもですが、もう一つ、同じことを徹底的に反復して、自分のものにしていくことの大切さです。
 
仮に、「とりあえずミラクルロードをやってれば伸びるんだな…」と思っている人は、ミラクルロードをいくら使っても伸びないでしょう。
「やらされている」という受動的、依存的な姿勢では、どんなに良いテキストを用いても身につかないからです。
 
実は、我々がそうだったのです。
導入した直後は、
「ミラクルロードをやらせてればいいのかな?」
と手探りで生徒に渡していました。
正直なところ、半信半疑だったのです。
ただ、やらせる側の我々がそのようなマインドでは、いくらいいテキストでも成果はあまり出ません。
 
そこで、今年は徹底的に(まだ十分ではありませんが)ミラクルロードを使うことにしました。
大切なのは、それを徹底的に「良い!」と信じて没頭すること、そして反復することです。
そしてそのために必要なことは、まず、私たちから意識を変えていき、そして「ミラクルロードは良い!」「しっかり取り組めば絶対成果が出る!」と生徒たちが信じるような「空気」を作っていくことです。
 
受験結果はこれからですが、皆、理社の成績が伸びてきたのはこの「空気」ができてきたからだと思います。
ただ、その良い「空気」は、ミラクルロードだけではなく、熱心な指導をしてくれている講師、そして何より真剣に取り組む生徒たちが作り出してきたものです。
その良い空気の中、全員合格を目指して、ラストスパートをかけていきます!