2018/10/24
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数学はスポーツだ!? |
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高校生のテスト結果も少しずつ返ってきています。 春から江藤塾に通い始めた高校1年生のNさん。 中学のころから英語と数学が苦手ということで、高校に入ってさらに難しくなることに不安を覚えたことが入塾の動機でした。 最初は、英語と数学で週1回ずつ通っていましたが、英語は点数がすぐに伸びました。 ただ、数学がどうしても点数がとれず、1学期の中間・期末とも芳しくない結果に終わりました。そこで週2回とも数学に切り替え、また、夏休み中も回数を増やし、2学期内容を十分先取りしたうえで、徹底的に反復することにしました。 直前では学校の問題集については、自信を持って全て解ける! という状態でしたので、高得点になるのでは?と期待するところもありましたが、 中学から数学で良い結果が出たことがないこともあって、いざテストになるとケアレスミスをしたり、頭が真っ白になったりするのではないか?という懸念もありました。 結果は、87点!(平均およそ50点) とても真面目で大人しいNさんですが、とても喜んでいました。 簡単な問題でのケアレスミスはありましたが、応用問題はほぼ完ぺきでした。 ところで、皆さんは「数学はもって生まれたセンスがある人が得意になる」 というイメージを持っていませんか? もちろん、そういった才能に恵まれた人もいるかもしれません。 ただ、(他の教科にも言えますが)もって生まれた才能やセンスで差が付くということは、少なくとも小中高レベルの学習内容ではありえないことです。 差が付くのは、 「好きか嫌いか」 もっと言えば、好き嫌いにかかわらず、 「やるかやらないか」 の違いだけです。 実は数学こそ、暗記が一番生きる教科なのです。 というのは、文章題でも応用問題でも、 「解き方を覚えたら終わり」 だからです。 だからこそ、数学は、 ・ある程度解き方を覚える ・それを反復して「身体で」覚える ことが大切です。 これは得意か苦手かは関係ありません。 誰でもできることです。 その意味で、数学はスポーツと似ています。 何度も何度も基本となる動きを反復し、身体で覚えなければ、試合では役に立ちません。 「無意識で」身体が反応するまで、覚え込ませて初めて、実践で生きてきます。 数学も同じです。 何度も何度も繰り返して、問題を読んで「無意識で」解き方が頭に浮かぶまで繰り返せば絶対に解けます。 数学=その場で考えて解く教科 ではないのです。 また、理解しないとできない教科でもありません。 わからなければ、まずは解き方を覚える。 そして手を動かして反復する。 その過程で理解が深まる。 最終的に、無意識でも問題を見た瞬間解法が見える。 皆さん、暗記教科と言えば、理科や社会、英単語や漢字が思い浮かび、数学は暗記からもっとも遠い教科というイメージがあるかもしれません。 確かに、覚えることが一番少ないのが数学です。 でもそう考えると、数学こそ暗記と反復で伸びる教科ではないかと思うのです。 もちろん、Nさんは、「数学が苦手」とは言いつつ、真面目に取り組んで理解もしっかりできるだけの学力がありました。 ただ、点数が伸びた最大の要因は、「何度も何度もひたすら反復して、身体で覚えたこと」ではないかと思います。 |
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