2018/5/24

期末に向けて

中学部、高校部とも中間テストがあらかた終わりました。

結果も少しずつ返ってきていますが、中学生で前回よりもトータルで100点近く上がった生徒や、高校生でも数学が30点台から80点台に大きく点数を伸ばした生徒がいました。

1学期の中間テストですので点数が良いのは当たり前ですが、伸びている生徒とそうでない生徒の取り組みの違いは、本当にはっきりしています。

1か月後に迫った期末テストに向けて、主に中学生向けに書いていきたいと思います。

 

伸びている生徒の1番の特徴は、とにかく「速い(早い)」です。

江藤塾は個別指導ですので、進度もまちまちです。

正直に言えばやる気によっても変わりますし、また、ノートを取るペースによっても変わってきます。

では、どのような取り組み方の生徒が伸びているか、いくつか例を挙げていきましょう。

 

①やる気がなくだらだらしてペースが遅い生徒

このタイプは、簡単に想像できますが、まず伸びません。

ただ授業時間が過ぎるのを待っている生徒です。

 

②真剣に授業に臨んでしっかりとノートをとるが、その分ペースが遅い生徒

熱心ですので、着実に力はつきます。

また、ノートを丁寧に取ること自体はとても良いことです。

ただ、このタイプの生徒は、

・丁寧な分ペースが遅くなり、反復する機会が少なくなる

・丁寧にノートを取ることが「目的」になってしまっている場合がある(きちんと板書しないと気が済まない、悪い意味での「完璧主義」)

・ノートを取るということが「作業」になっていて、ポイントや本質を自分で考えたり工夫して取り組んだりする姿勢が身についていない

といった問題を抱えているケースもあります。

 

③ある程度の理解ができれば問題を解いて、スピーディーに進める生徒

このタイプの生徒が一番伸びます。

よく、「完璧に理解しないと問題を解きたくない=間違えるのが嫌だ」という生徒がいます。

そのタイプは、前述した②のタイプに当てはまることが多いですが、その場で完璧に理解して覚えても、はっきり言えばすぐに忘れます(笑)

それならば、初めは「ある程度」や「何となく」でも構わないのです。

とにかく、「やってみる」という気持ちと行動が大切です。

そのうえでたくさん間違えるのです。

そして、それを少しずつ修正・解決していくことが「できる」ようになる一番の近道です。

 

 

…塾生も、上記3つのタイプのいずれかに大半の生徒が当てはまります。

そして、今回大幅(トータル50点以上/1教科30点以上)に点数が伸びた生徒は全て③に入っています。

 

一例をあげると、数学が50点近く伸びたAさんは、テスト想定範囲のフォレスタを1か月前に終わらせ、ミラクルロードABをそれぞれ23回繰り返してワークに取り組んでいました。

これだけ反復すれば、範囲が決まっている定期テストでは必ず結果につながります。

 

成績を伸ばす一番のコツは「反復」です。

そして反復を可能にするために、日々の授業でスピード感を持って取り組み、1回目を早期に終わらせることが必要です。

 

中間が終わったばかりですが、期末までもう1か月です。

「今」からスタートを切りましょう!