2018/5/2

スピードの重要性

今年も早くも5月、月日の経つ速さを年々痛感しています。
それは私が年を取ったからというだけではなく、情報の伝達スピードが大幅にアップしたことにより、時間の流れが体感的に速くなってきていると言えるかもしれません。
 
私たち今の大人たちはもちろんのこと、これからを生きる子供たちにとっても、スピードを意識して日々の生活を送ることは本当に大切になってくると思います。
 
例えば、
・行動するスピード
 
言われてからダラダラ取り組むのと、自発的にさっさと終わらせるのではどちらが効率的でしょうか。
勉強だけではなく、日常のいろいろなことにその効果が表れると思います。
 
学習面でも、
・書くスピード
・読むスピード
を意識的に速めることで、大きな成果を出すことができます。
 
昨年の中3生のA君は、国語や英語の問題を読むスピードが遅く、点数が全く伸びませんでした。
そもそも、読み終わらない、解き終わらないのです。
他の生徒が100点満点で勝負しているところ、一人だけ40点、50点分しか解けなければ勝負になりません。
 
ですので、スピードを上げることを徹底しました。
慎重すぎるほど慎重で、丁寧に物事を進める彼にとっては大変だったと思いますが、とにかく「時間」を意識してもらうようにしました。
それは学習面だけではありません。
日常の生活から、意識的にスピードを上げて行動するようにしました。
 
その変化が結果に表れるのにはほとんど時間を必要としませんでした。
北辰テストや学力調査で30点~40点台だった英語は、あっという間に80点に到達しました。
そして、驚いたことにスピードアップは他の教科にも大きな効果をもたらしました。
 
受験直前になって、彼は志望校のレベルを上げる、という決断をしましたが、入試では余裕をもって合格することができました。
 
このようなエピソードを持ち出すまでもなく、スピードは大切です。
単純に書くスピードが2倍になれば、同じ時間で2回反復ができます。
読むスピードが2倍になっても、2回反復ができます。
読み・書きがそれぞれ2倍になると、4回の反復が可能です。
圧倒的な効果の違いを生み出すのは当然です。
 
「スピードアップ」―これが今年度の江藤塾のテーマです。
生徒のみならず、私たちスタッフもスピード感を大切にして、より良い塾環境にしていくべく、良いものをどんどん導入していきます。
 
お読みいただき、有難うございました。