2017/11/19
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習慣の大切さ |
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11月も下旬になり、朝晩の寒さが身にしみる季節になってきましたね。 塾生たちは、期末テストに向けて連日頑張っています。 さて、前回の続きですが、伸びる生徒と伸びない生徒の違いについて、今回は習慣というテーマで書いてみたいと思います。 11月5日の北辰テストが返ってきましたが、9割以上の生徒は前月より伸びていました。 わずかな伸びの生徒も少なくないのですが、中には1か月で5教科偏差値・3教科偏差値でそれぞれ5以上という大幅UPを果たした生徒も2割ほどいました。 その生徒たちの共通点を見ていると、学力検査で大幅に伸びた生徒もそうでしたが、やはり毎日のように自習に来る「自習組」です。 では、自習がどうしてそれほどの効果をもたらすのか? もちろん、勉強時間が増えるという物理的な意味でも効果があります。 しかし、自習が学力UPに大きく貢献する本質は、もう少し違うところにあるように思います。 自習に来るようになった生徒たちの動機は、前回に書いたように「明確な目標」です。 ただ、初めからガンガン勉強していたわけではありません。 はじめのころは 「何をやっていいのかわからないから帰ります」 「やることがなくなったから自習終わります」 自分で納得できる「家に帰るためのもっともな理由」を探してばかりいました。 ところが今は、何も言わなくとも勝手に来て長時間勉強していきます。 それどころか、 「自分は理科の電流が苦手なので電流のミラクルロードをください」 「〇〇が分からないのでどうすればいいかアドバイスをください」 「質問をまとめてきたので、解説をお願いします」 と自分から言ってきます。 偏差値や点数が大きく伸びた生徒の共通点、それは 自分の問題を見つけ出し、解決しようとする能動的な姿勢を身に着けたこと、 です。 この姿勢がないと、見違えるような変化を巻き起こすことは難しいです。 逆に言えば、そのような姿勢が身につきさえすれば、いやでも成績は伸びます。 自習をすることで得られる最大の財産は、この「自発的に問題を解決しようとする姿勢」が身につくことだと思っています。 初めから、何をすべきか分かっている生徒はいません。 試行錯誤しつつ、時間をかけて取り組みつつ少しずつ変化していきます。 自分が何をすべきなのか、それは人に言われても簡単に自分の腑に落ちません。 自ら取り組んでこそ、見えてきます。 ですので、1回2回、とりあえず自習しました。 テスト前だけ頑張りました。 という人が大きく伸びるということもあり得ません。 自分から勉強に取り組む行動が習慣にならなければ変化は巻き起こせないのです。 では、習慣にしていくために、どれくらいの時間が必要なのでしょうか? これは人によって違いますが、やはりまず1か月は続けることが必要だと思います。 少なくとも行動について言えば1か月続ければ「当たり前」になります。 でも1か月も無理だよ… と思う人もいると思います。 習慣化を早めるために必要なこと… それは前回に書いた「明確な目標を持つこと」です。 テストで50点あげたい、偏差値を10UPさせたい、〇〇高校、大学に受かりたい・・・ 何でもいいです。 まずは紙に書き出してみてください。 毎日目に入れるようにしてください。 できれば声に出してみましょう。 大きな変化を起こしたければ、まず一歩踏み出してみましょう! k |
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