2021/12/13

高い志

2学期の期末テストが返却されてきています。
今回は、馬宮中2年のKさん、馬宮中3年のNさんが学年1位でした。
 
Nさんは前回の中間テストに引き続き1位でしたが、中間テストのときは、同点の生徒さんがほかに2名いましたので、今回の単独1位はまた違った喜びがあったことと思っていました。
 
また、Kさんも、これまで学年2位、学年3位…が続いており、「1位を取りたい」という気持ちや意識は当然あったことと思います。
 
2人に「おめでとう!」と、担当講師をはじめ、多くの講師が声がけをします。
ただ、意外なことに2人とも(喜んでいない、とまではいえませんが)淡々としています。
むしろ、私たち講師のほうが喜んでいるくらいです(笑)
 
「もっと喜ぶかな?」と思っていたので、やや拍子抜けでしたが、考え直してみると、2人が表立って喜びを表さない理由が何となくわかる気がしました。
 
もちろん、2人ともとても謙虚な性格ですので、それほど感情を表立って表さない、ということもあるかもしれません。
ただ、それ以上に、2人とも「今回のテストがゴールではない」ということを誰よりも理解しているからこそ、あまり喜びを表さなかったのではないでしょうか。
それは次のテストや入試、そしてその先にある自己成長の一過程として考えているゆえに、目先の結果に一喜一憂しないのかもしれません。
 
こういった姿勢は、私たち大人も見習わなければならない、と改めて感じ入った次第です。