2021/3/11

10年

10年前の3月11日、東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9の巨大地震が東北地方を中心とする東日本を襲いました。
揺れはもちろんのこと、その後の津波、そして福島第一原子力発電所の事故等により、多くの人の生活基盤が崩れていきました。
 
早いものであれから10年が経ちました。
歴史的な出来事があった日のことは、何年たっても覚えていますが、この日のことも忘れることはないでしょう。
地震発生時、ちょうど塾に来る途中でしたが、車のラジオで大きな地震があったことを知りました(車中ではあまり揺れは感じませんでした)。
さいたま市も大きな揺れがあったということで、不安を感じながら塾に向かいましたが、テキスト類などが書棚から落ちているだけで、建物等には大きな被害はありませんでした。
その後、生徒や講師に電話(つながりにくかったですが)等で連絡をし、夜までに全員怪我などがなかったと判明し、そこでホッとしたことを覚えています。
 
10年が経ち、震災そのものを記憶しているのは、今の高校生以上くらいの年代となってきました。
小学生の中には、当時まだ生まれてなかった生徒もいます。
10年が経ったとはいえ、まだまだ復興は道半ばであり、震災の爪あとは色濃く残っていると聞きます。
また、先日、東日本大震災の余震と思われる大きな揺れが東北地方で発生しました。
一人一人にできることは多くないかもしれませんが、当たり前の日常に感謝し、また、10年前の震災のことをしっかりと伝えていくことの大切さを改めて実感しています。
 
日本は地震大国です。
5年前の4月には、熊本でも大きな地震があり、熊本在住の私(梅木)の両親やきょうだいの一家なども避難生活を余儀なくされました。
熊本では大きな地震などそれまで全くなく、震度7の地震が発生するなど、思ってもいませんでした。
そう考えると、いつどの地域で大きな地震が発生しても不思議ではありません。
この10年という日を迎え、改めてしっかりと備えをしておく大切さを痛感する次第です。