2020/8/27
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夏期講習を終えて |
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例年よりも一足早く、2学期がスタートしました。 本来ならば酷暑を避けるための夏休みですが、今年は大幅な短縮を余儀なくされました。 どの塾でも同じだと思いますが、短縮されたことで大きな影響を受けることになるのは夏期講習です。 知り合いの塾長と話をしていても、 「今年は例年通りにこなすのは難しいのでは?」 という、悲観的なセリフを少なからず耳にしました。 正直に言えば私たちも、夏休みの短縮により、今年は例年通りのカリキュラムをこなすのは難しいのではないか?と、当初は考えていました。 しかし、ただでさえ例年に比べて大幅に学習機会が奪われている今年度において、特に受験生にとってこれ以上時間が奪われることの将来への影響(大学入試以降は、前後の学年の生徒との競争にもなります)を考えると、コロナ対策に万全を期しつつ、できるだけ例年通りのカリキュラムをこなしたい、という思いが強くなりました。 ただし、それは例年確保しているお盆休暇はすべて返上することになります。 その場合、生徒はもちろん、保護者の皆さまの理解、そして講師の確保が必要です。 特に、短い夏休みに塾に多く来ることになる生徒にとっては、多くの時間を夏期講習に費やすことにかなり抵抗心も強いのではないかと、正直考えていました。 しかし、ふたを開けてみると、例年よりもむしろ多くの生徒が夏期講習を受講してくれました。 また、欠席も非常に少なかったのも、良い意味での驚きでした。 そして何より、講習中、皆非常に熱心に授業に取り組んでいました。 また、手前みそになりますが、講師陣もよく頑張ってくれたと思います。 江藤塾は、大学生の講師(卒塾生)が多くを占めますが、例年に比べても変則的な大学の日程の中で、できる限り多くの時間を提供してくれました。 このように、生徒の「学びたい」という気持ち、そして講師の熱意がマッチした、非常に密度の濃い夏期講習になったのではないかと思います。 中学生のみで恐縮ですが、生徒たちがこの夏期講習で具体的にどういうことに取り組んだか、その一端をお伝えしたいと思います。 中1生の英語は、1学期の復習から2学期の内容(三単現)まで、数学も方程式をある程度カバーしました。 中2生は、英語については受講生全員が中1の復習~不定詞動名詞(2学期履修範囲)まで、早い生徒は比較(2学期~3学期履修範囲)まで進みました。 つまり、わずか2週間の夏期講習で、2年の範囲をほぼ網羅したことになります。 数学も、1学期の徹底復習に加えて、2学期のヤマである1次関数の演習にしっかり時間を割けました。 そして中3生は、連日短くとも7時間(10時~17時)、長いときはそれこそ夜の10時まで頑張っていました。 説明をしっかり聞いて、大量の教材を解き、分からないところを質問し解決する・・・その繰り返しでしたが、夏のテーマである「1年2年内容の基礎基本の見直し」は、例年よりもより強く意識して取り組めたのではないかと思います。 また、短期間でしたので、生徒たちも中だるみすることなく集中して頑張っていたように見受けられました。 中学生中心の話になってしまいましたが、小学生や高校生もよく頑張っていました。 ただ、この頑張りを反復・継続しなければ元の木阿弥です。 そのためにも、特に受験生はこの2学期のスタートを大切にしていきたいと思います。 |
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