2019/6/25

姿勢と気持ち

期末テスト直前です。
連日、多くの塾生が自習に来ています。
 
今日自習に来ていた、O君。
正直、数学が苦手です。
 
テストに向けて、O君の数学を担当している講師からも「O君の数学、補習してください!」と言われています。
そこで、今日自習に来ていたO君に声をかけて、平方根の復習をすることにしました。
 
初めは嫌々ながら…で、机に突っ伏するような姿勢で解いています。
「姿勢をよくしよう!」
と声がけすると一旦は良くなるのですが、すぐに崩れていきます。
 
しばらく考えて「わからない・・・」
というので、解き方を教えて、ある程度自分で解けるようにします。
面白いもので、理解して自分で解けるようになると、見る見るうちに姿勢が良くなってきます。
そして、またわからなくなると見る見るうちに姿勢が悪くなります。
ですので、O君の姿勢を見ていれば、今どのような状態か、とてもよくわかります(笑)
また、面白いもので、姿勢が良い状態で解いた問題にはほとんどミスがありません。
 
現金だなぁ・・・と思いますが(笑)、やはり気持ちと姿勢は連動しているのだと思います。
 
ということは、もしわからなくても、つまずいても、前向きな行動や姿勢を取ることで気持ちの面も変わってくるということが言えるのではないでしょうか。
 
「フィジオロジー」という、体と脳や気持ちの仕組みを学ぶ分野がありますが、そこで言われることの一つに、「上を向いた姿勢でマイナスのことを考えることはできない」というものがあります。
 
「分からない」とか「やる気がでない」というときは、まず上を向いたり姿勢を良くしたり、といった、「身体」から変えていくとよいのかもしれません。