2019/4/9

受験体験記

江藤塾では、毎年受験生に「受験体験記」を書いてもらっています。
今年も、素晴らしい体験記が出来上がりました。
塾生には随時お渡しします(中3生には、先日の決起会でお渡ししました)。
また、塾生ではなくとも、取りに来ていただければいつでもお渡しします。
 
その中で、江藤塾に5年間通塾し、県立川越高校から東京理科大学と明治大学に合格した、
木場淳史君の体験記を紹介します。
 
内容は、大まかにいえば前半が「力がつく勉強法」、後半が「どうして勉強するのか?」という部分に分かれています。
ここでは、後半部分について触れたいと思います。
 
(前略)
…そして余談ですが、私が思う勉強の意義について語ろうと思います。
誰しも『なんで勉強しなくてはいけないのか?』
『勉強なんて社会に出て役に立つのか?』
と考えたことがあると思います。
これに対する答えを言ってしまえば、勉強自体の内容は社会に出ても使わないことが多いです。
確かに、理系の会社に入れば、数学の知識が必要になるでしょう。
しかし、お金を稼ぐためだけなら、その会社に入る必要はありません。
また、学歴がない人で成功を収めている人も少なくありません。
 
ではなぜ勉強するのか?
 
それは、勉強することは努力の証明になるからです。
また、自信にもつながります。
尊敬する友達とたくさん出会え、また、人から尊敬されます。
世界が広がっていくのです。
メリットはあっても、デメリットなんて1つもありません。
めんどくさいから、つらいからやらないなんてもったいなくないですか?
勉強をするのは自分のためですよ」
 
 
セルフイメージ(自分で自分をどう思うか)を高められることが、勉強でも部活動でも、努力する一番の効果だと思います。
セルフイメージが低いと、同じことをしても効果が出づらいという研究結果もありますし、何より幸福感を味わえることが難しくなります。
成績が良い人はどんどん成長し、成績が良くない人はなかなか伸びない…
よくあることです。
そのいろいろ原因はありますが、このセルフイメージの違いが大きな要因になっていると思います。
それを変えるのは、やはり行動しかありません。
結果をおそれず、周囲と比較せず、まずやってみることです。
その積み重ねこそが、自分が見える世界を変えてくれます。
1年もあれば、別人になります(特に10代は大きく変わります)。
木場君以外の体験記を書いてくれたすべての受験生も、皆、この1年で別人になったと実感します。
 
上記の木場君も、一見して素晴らしい結果を積み重ねているように見えますが、実は、その過程では大きな苦しみや挫折もありました。
木場君がかつて言っていました。
「挫折や悩みがあったからこそ、考えることができた。考えて行動した結果成長できた」
 
そんな彼も、今年から江藤塾の講師になりました。
ですので、「木場先生」ですね。
そのような経験を共有してきた元生徒たちが講師として活躍し、今度は後輩たちに経験や知識を還元する・・・
とてもうれしいことです!