2019/7/4
|
|
子どもの気質の変化 |
|
早くも今年も折り返し。 月日の経つのは本当に速いですね。 先ほど出勤中にラジオを聴いていて、20年程前と比べて、中高生くらいの世代の親に対する見方が大きく変わってきている、という話題を耳にしました。 具体的には、 ・(20年前よりも)母親を尊敬する子供が増えている(父親はあまり変化なし) ・女子高生が「父親を好き」という割合が、37%から83%に大きく増えた ということです。 (特に、後者は驚きですよね!) 分析として ・共働き世帯の増加で、働いた上に家事もする母親の姿を目にすることが多くなった ・ラインなどの普及で、親子間のコミュニケーションの機会が増えた などがその番組では挙げられていました。 確かに、私たち今の親世代が子どものころは、親(特に父親)と共通の話題があまりなかった気がします。 テレビも、当時の子供が好きな番組は親が嫌っていることが多かったですし、家庭用ゲーム機も、親世代も一緒になって…ということはあまりなかったと思います。 ただ、今は、私たち親世代も、当たり前のようにスマホを使いこなします。 そのことで、SNSや動画やゲームなど、意外と子どもとの共通の話題や趣味を作りやすいのかもしれません。 そのラジオでは、いわゆる「不良」や「つっぱり」が少なくなったことにも触れていましたが、それは確かに塾を運営していても実感します。 おそらく、以前よりも「大人と子どもの壁」が低くなっているような気がします。 以前は、大人に認められ、大人と認められる過程で、過激な行為での自己主張が必要だったのかもしれません。 例えば、昔多かった未成年の飲酒喫煙などは、大人の世界を少しでも共有して認められたい、という気持ちもあったように思います。 ただ、現代は、大人と子どもが共有するものが少なからずあり、大人たちに対して何かを主張する必要性が薄まっているのではないでしょうか。 壁がなくなることで、「友達感覚の親子関係が増えた」「大人としての威厳が保ちづらくなった」ということもあるかもしれません。 ただ、だからこそ冒頭の調査で分かるように、親に対して尊敬や好意の気持ちを素直に表せる子どもが増えていると言えるようにも思います。 |
|